日本もそうだった。
2012 International CESでサムスンが披露した窓型ディスプレイを見てすごいなぁと思った。
日本では韓国製は質がよくないという印象(を持たされているよう)だ。
しかし、欧米の企業は積極的に韓国の技術を受け入れているように見える。
中国はコピー製品ばかりだと批判しているが、そのえげつないやり方をみると日本は隣国を低く評価する傾向にあると感じる。
日本の高い技術がそのうち追い抜かれるんじゃないかという危機感がありありと浮かんでいる。
日本もかつてはそうだった。
戦後、粗悪品の代名詞だった "made in Japan" は、欧米の新商品を分解して技術を盗み、ドイツのカメラをコピーしまくって成長することでいい物の代名詞になった。
急成長する日本の技術に危機感を感じた欧米の人々は、日本製品の不買運動までやった。
だが、それでは駄目だと気づいた人々は日本の技術を受け入れ、技術的植民地にすることで一緒に成長する方向に舵を切った。
これが功を奏して、日本は世界的な技術を持ちながらいつまでも世界一にはなれずにいる。
この経験に学んだ欧米諸国にとって、韓国、中国の技術的躍進は受け入れやすい。
どんどんそれらの技術を採用し、どんどん吸収して行けばいいと分かっているからだ。
しかし、追い抜くことしかしてこなかった日本は、追い抜かれそうな時にどうすればいいかわからない。
否、もう追い抜かれていることを認められずにいる。
アメリカ対日本のバランスと、日本対韓国、中国のバランスは大きく違う。
アメリカが日本にとった戦略をそのまま流用することはできないだろう。
だが、過去の栄光にすがって現在の位置を見失い、歴史に学ぶこともせず、ブランド名だけで勝負しているとあっという間に置いてけぼりになるだろう。
まあ、それから這い上がるのが日本的「根性」なのかもしれないが。
